のろいをときたい

私にかかったのろいをとく

私はかわいい

最近、「あれ、私かわいくない?」と思うことが増えてきた。
思春期以来、私はブス!と言い聞かせてきたのに、ここのところ「ブスな時もあるけど、かわいい時はかわいいよ」と思えるようになっている。
つき合ってから10年たつ旦那が「かわいいよ」といい続けてくれたことで、やっと呪いが和らいできたのだろうか。(こういうことはあまりリアルでは言いづらいけれど、本当に有り難いことだった。ほかの同世代の男性からは、一言も言われたことがない。というか、ブスにカテゴライズされて悲しい思いをしてきた。)
それとも、「魅力的に存在ためにどうするか」を学び続けるダンスや歌を習い始めた効果だろうか。
30才を越えたところで、定時に帰れる仕事をチョイスしたり、自分が健康でいるための食事をつくったり、運動習慣をつけたり…自分を大切にせざるを得なくなってきたからだろうか。
色んなことの積み重ねで、私はブスの呪いを和らげて来たように思う。
何となく、これからも美人にカテゴライズはされないだろうし、美人を目指すイメージも持てないけれど、
がんばればチャーミングなお年寄りにはなれるのではないか、と思いはじめている。